ラジレス錠

ラジレス錠は2009年10月に発売された新しい作用機序をもつ降圧剤です。レニンを直接的に阻害する直接的レニン阻害薬(DRI)です。成分名はアリスキレンフマル酸塩で用法用量は成人にアリスキレンとして150mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合は、300mgまで増量することができる。となっています。
今まではのRAA系の降圧薬はARBやACEなど途中の過程での阻害でしたがこのラジレス錠は元のレニンを直接阻害するタイプのようです。今まで理論上はそのレニンを阻害するのが最良だとされていましたがその薬を開発するのが難しかったようです。
ラジレス錠はその成功例だと思います。ただどれだけ使用されているのか私のいる環境ではわかりません。


作用機序は確かにすばらしいと思いますが、錠剤の大きさが大きすぎますね。直径11.2mmもあります。老人には多少飲みづらいでしょう。いずれアダラートCRみたいに改良されて小さい剤形になればもっといいと思いますが…。
私の門前クリニックのドクターがずっと気になってた薬らしく今回採用になりました。効果はまだわかりませんが様子をみたいと思います。


This entry was posted on 金曜日, 8月 27th, 2010 at 11:41 PM and is filed under 医科向け ら行. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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